由緒ある大垣藩の菩提寺
全昌寺
建立時期 寛永十二年
(1635年)
開山 雪山和尚、文鏡和尚
宗派 曹洞宗
場所 岐阜県大垣市
水の都の岐阜県大垣市には至る所に川や湧き水や豊富にある城下町です。江戸時代は戸田氏が大垣城を拠点に大垣藩を治めました。
大垣市の名物と言えば、大垣の美味しい水を使った水饅頭が有名です。オススメの逸品です!
水都大垣市の中心地を流れる水門川沿いにある船町に桃源山全昌寺があります。
全昌寺の歴史は、初代大垣藩主の戸田氏鉄の奥方の大誓院(徳川家康の姪)が、叔父にあたる戸田甚五郎の冥福を祈る為に摂津国尼崎(兵庫県尼崎市)に建立したのが始まりです。雪山和尚と文鏡和尚が開山しました。
寛永十二年(1635年)に戸田氏鉄が摂津国尼崎から美濃国大垣へ転封される際に全昌寺も一緒に大垣へ移しました。
その後、全昌寺は大垣藩の菩提寺となります。
敷地内には大垣藩家老で幕末に活躍した小原鉄心の別荘があり、彼のお墓も全昌寺内にあります。
あと忘れてはいけないのは、兄弟で新撰組隊士となった市村辰之助、鉄之助兄弟のお墓もあります。
<明智新八思い書き>
住宅地の中にあるとても静かなお寺でした。
土地勘のある芹沢鴨葱局長の案内で何とか到達出来ましたが、生活の一部となって周囲の風景に溶け込んでいる為、初めて行った人は迷って混乱するかも知れません。
中に入ると、幕末に建造された建物もあり、有名な人のお墓が有ったりとなかなか勉強になるお寺です。